GRIT:〈英語〉困難にあってもくじけない勇気、気概、闘志、胆力、気骨、やり抜く力
情熱は、伝播する。
GRIT JAPANは、仕事に本気で向き合い、情熱を燃やしてやり抜く人々の姿を、映像・写真・文章で伝えるメディアです。
私たちが取り上げるのは、有名無名を問わず、自らの信念に従って道を切り拓くひとたち。その一人ひとりの"GRIT"――困難に立ち向かい、粘り強くやり抜く力に、私たちは心を打たれます。
このサイトは、「真っ当な広告」を作りたいという思いから生まれました。
つくり手の誠実さが、見る人の胸に届く。そんな広告のあり方を、もう一度、見つめ直したい。
人の本気に触れることは、何よりも強く、静かに人の心を動かします。
GRIT JAPANは、その力を信じています。
ここで紹介する物語が、誰かの背中をそっと押し、何かを始めるきっかけになることを願って。
スーパーや八百屋さんに並んでいる野菜は、ツヤツヤピカピカしています。
形も揃っていて見栄えもいい。それが世にある広告とします。わたしもそういった広告用の映像を作ってきました。若い頃はそれが正義だとすら思っていました。商品以上に見栄えをよくするのが自分の仕事だというふうに。そしてせっせとスーパーの野菜を作ってきました。
でも、色んな経験を重ねていくうちに、そうした思考に違和感をおぼえはじめました。
果たしてこれが、自分の目指す映像なのか、と。そしてよくよく考えてみました。
世の中にはほんとうに良いものがたくさんある。自分がこころから欲しいと思うもの、作り手を尊敬できるもの、情熱に共感できるひと、もの。
ああそうか、と思いました。自分がやりたいのはそうしたひとやものを世に広めるための仕事だったのです。
世の中に役に立つ映像を作ること。それがGRIT JAPANの目指す世界です。
では、GRIT JAPANの映像とはどんなものか。
あるとき、いつも買っている野菜のおじさんのところの有機野菜を眺めていて、答えが浮かびました。
わたしの作る映像はスーパーの野菜ではなく、この有機野菜なのだ、と。
形も不揃いだし、葉っぱは虫食いであなぼこだらけ。でも自然の栄養たっぷりの土壌で育てられた野菜たちはどれもみな味が濃くて深く、その上からだに大切なものがぎっしり詰まっている。
まさに、GRIT JAPANの映像は、有機野菜のような映像なのです。
見栄えはスーパーの野菜に劣るかもしれません(わたしには有機野菜の見栄えのほうが魅力的に見えますが)。
しかし、本当に必要なもの、本当に大切なものがしっかりと詰まっている映像を作ります。